クライアントとの会議や議論の中で、質問に即座に答えられない場面はありませんか?
そんな困った時に役立つフレーズが、『I’ll come back to you』です。
このフレーズを使うことで、即答を避けつつもプロフェッショナルな印象を与えることができます。この記事では、実際の使用シーン、具体的な使い方、そして他の類似表現との違いを解説します。
今回、Netflixドラマ「Emily in Paris (エミリー、パリへ行く)」からシーンをピックアップしました。
※本記事ではこの先、ドラマの内容に触れますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
フレーズの解説
「I’ll come back to you」は、ビジネス英語のシーンで頻繁に使われる便利な表現の1つです。
直訳は「あなたのところに戻る」ですが、ビジネスでは「後ほど対応します」や「お返事します」というニュアンスで使われます。
特に会議やプレゼンテーションなどのフォーマルな場面で効果を発揮します。
- 使用シーン
- 複雑な質問に答える準備が必要なとき
- 上司やチームに確認が必要な場合。
- ニュアンス
このフレーズは「後で対応する意思がある」ことを示し、相手に安心感を与える効果があります。
フレーズが使われた場面
『エミリー、パリへ行く』シーズン4 エピソード4より。
エミリー、シエミリー、シルヴィー、ルークの3人は、クライアントとの重要な会議に臨みます。
クライアントは新商品のマーケティング戦略を依頼していますが、提示された提案に満足せず、「もっと魅力的なアイデアを期待している」とコメントします。
この場面で、即答するのではなく、冷静かつプロフェッショナルに対応したのがシルヴィーです。
「Just give us a couple days and we’ll come back to you with some ideas.」
(数日お時間をいただければ、案を練ってまたお返事します。)
このセリフは、「すぐに応えられない場合でも、責任感を持って対応します」という印象を与える代表的なビジネス英語のフレーズです。
他のフレーズとの違い
以下は「I’ll come back to you」とニュアンスが近い表現ですが、それぞれの使い方が異なります。
フレーズ | ニュアンスと使い方 |
---|---|
I’ll get back to you. | 「すぐに確認して回答します」という少し即時性が高い表現。 |
Let me check on that. | 「それについて確認します」のように、具体的に調査が必要な場合に使う。 |
I’ll follow up with you. | 進捗や後続のアクションが伴うケースで使用。 |
具体的なフレーズの使用法
<Example1> プレゼン中に質問された場合
What’s the estimated budget for this project?
(このプロジェクトの予算見積もりはどれくらいですか?)
Good question. I’ll come back to you with the exact numbers after this meeting.
(いい質問ですね。この会議が終わったら正確な数字をお伝えします。)
<Example 2> チームメンバーとの会話
Do you know if the supplier can meet the deadline?
(サプライヤーが締め切りに間に合うか分かる?)
I’m not sure right now, but I’ll come back to you once I confirm with the supplier
(今はわからないけど、確認したら連絡するね。)
まとめ
「I’ll come back to you」は、英語の会議やプレゼンテーションで非常に役立つフレーズです。
即答できない場面や一度確認が必要な場合、誠実かつプロフェッショナルな印象を与えることができます。英語のビジネス会議では多くの人が自然に使っている表現なので、ぜひ覚えて実践してみてください!
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