【Phrasal Verbs①】『dredge up』を解説!

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今回から、英語学習に欠かせない『Phrasal Verbs句動詞)』シリーズをお届けします!

第1回目は「dredge up」の使い方や意味を解説していきます。

今回紹介したい「dredge up」の意味はこちら!

句動詞は多くの意味を持つことが多いため、この記事ではその一部をご紹介します。興味のある方は、他の意味もぜひ調べてみてください!

今回は『Emily in Paris(エミリー、パリへ行く)』のシーンからピックアップしました!

※本記事ではこの先、ドラマの内容に触れますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

そもそも「Phrasal Verbs(句動詞)」って?

解説の前に、「Phrasal Verbs(句動詞)」について簡単に解説します。すでにご存じの方は、こちらはスキップしてください!

英語学習者なら一度は耳にしたことがある「phrasal verbs(句動詞)」という言葉。

これは「pick up(拾い上げる・習得する)」や「give up(諦める)」のように、動詞と前置詞または副詞が組み合わさった表現です。

句動詞は単純な言葉以上に複雑な意味を持つことが多く、使い方をマスターすることで会話の幅が一気に広がります。インプットだけでなく、アウトプットも重要です。

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フレーズが使われた場面を紹介

「エミリー、パリへ行く」シーズン4・エピソード2。エミリーは、親友ミンディーから、彼女の彼氏ニコラの父親によって行われている社内でのセクハラについて話を聞きます。

翌日、上司のシルヴィーに相談すると、シルヴィーは「I’d rather not dredge up tasteless stories from the past.(過去の不快な話を蒸し返したくない)」とそっけなく返答します。

しかし実は、その古い悪習が今も続いていることにショックを受け、エミリーから詳しい話を聞こうとします。

この場面はシルヴィーの心情を映し出し、『dredge up』の意味が印象的に使われたシーンです。

フレーズの解説

dredge up』は「dredge(浚渫する)」と「up(上に)」が組み合わさった句動詞です。

「dredge」はもともと「川や海底から砂や泥をかき集める」という意味があり、何かをわざわざ掘り起こす行為を表します。

この「掘り起こす」という動作から派生して、『dredge up』は「わざわざ過去の話を引き出す」や「埋もれていた記憶を持ち出す」といったニュアンスを持ちます。

一般的には、忘れてしまいたい過去の記憶や、気まずいエピソードをあえて蒸し返す場合に使われることが多いです。

具体的なフレーズ活用法

では、「dredge up」の使い方について、いくつかの例で確認してみましょう。

<Example 1>

ともごり君
ともごり君

Should we try to recreate the campaign from three years ago?

3年前のキャンペーンをもう一度再現してみるべきかな?

トニー君
トニー君

I’d rather not dredge up that failed project. It wasn’t exactly a success.

できればあの失敗したプロジェクトは蒸し返したくないな。あまり成功とは言えなかったし。

<Example 2>

トニー君
トニー君

Do you remember that drinking party where you spilled your drink all over yourself?

飲み会で飲み物こぼしたの覚えてる?

ともごり君
ともごり君

Ugh, why are you dredging up that embarrassing memory?

おいー、なんであんな恥ずかしい思い出蒸し返すねん!

まとめ

dredge up』は過去の嫌な記憶や忘れたい出来事を「わざわざ」引き出す際に使える便利なphrasal verbです。

同じ「思い出す」表現でも、ニュアンスの違いによって相手に与える印象が大きく変わります。

普段の会話に phrasal verb を取り入れることで、英語がさらに自然に聞こえるようになります。ですが、「いざ使おう」と思っても、実際の会話で自然に表現するのは意外と難しいですよね。

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