こんにちは!最近「Prison Break」にドハマり中のTonyです。
早速ですが、今回取り上げるフレーズは、「put one’s head down」です!
直訳すると「頭を下げる」となりますが、実はそれ以上に深い意味があります。
さて今回のフレーズも前回と同じく、Emily in Paris(エミリー、パリへ行く)で見つけました。
この記事では、フレーズの意味や使い方を分かりやすく解説していきます。
※本記事ではこの先、ドラマの内容に触れますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!
フレーズが使われた場面を紹介
「エミリー、パリへ行く」Season4・Episode1、エミリーと親友のミンディーが共通の知り合いであるカミーユの弟によって投稿されたエミリーの暴露動画を一緒に見ているシーンです。
動画の内容にショックを受けたエミリーは、状況をネガティブに捉えて落ち込んでしまいます。
それに対してミンディーは、エミリーを励まそうとしますが、エミリーの気分は沈んだままです。
そして、エミリーが仕事に向かおうとする際に、気持ちを切り替えようと自分に言い聞かせるように「I’m just gonna put my head down and focus on work」というフレーズを口にします。
フレーズの解説
「put one’s head down」の意味は、「何かに集中して一生懸命取り組むこと」です。
特に逆境や困難なシチュエーションで、注意をそらさずに集中して努力することを表します。
このフレーズは、日常生活やビジネスシーンでもよく使われ、目標に向かって着実に努力を続ける姿勢を示す際に重要な表現となります。
たとえば、新しいプロジェクトに挑戦する際に、困難が予想される場合でも、「put one’s head down」の精神で取り組むことで成功に近づけるでしょう。
「put one’s head down」は慣用句として使われ、「one’s」の部分は文脈に応じて「my, your, his, her」などに変えて使います。
他のフレーズとの違い
「put one’s head down」と似た表現として「keep one’s head down」というフレーズがありますが、こちらは少し意味が異なります。
「keep one’s head down」は、トラブルを避けるために目立たないように行動することを意味します。たとえば、「仕事中は静かにして目立たず過ごす」といった状況で使います。
●例文:I’m just trying to keep my head down and get through the week.
(今週は静かにして、乗り切るつもりです。)
一方、「put one’s head down」は、積極的に目標に向かって努力するというポジティブな意味を持っています。
2つのフレーズは微妙にニュアンスが異なるため、そのときのシチュエーションに応じて使い分けてくださいね。
おまけ: 「put down」の使い方は他にも!
「put down」はいくつかの意味を持つフレーズです。代表的な使い方をいくつか紹介します。
- 「何かを置く」
「put down」は、物理的に「物を置く」という意味で使われます。本やカバン、コップなど、物をどこかに置く際に使われます。
例文:
- Could you put down the book for a second?
(その本をちょっと置いてくれる?) - She put down her coffee cup and stood up.
(彼女はコーヒーカップを置いて立ち上がった。)
- 「人をけなす」
「put down」には、人をけなしたり見下したりする意味もあります。このフレーズは、他者を軽蔑するような言動を指します。
例文:
- He always puts people down during meetings.
(彼は会議中にいつも人をけなす。) - Don’t put yourself down, you did a great job!
(自分を卑下しないで、あなたは素晴らしい仕事をしたんだから。)
- 「書き留める」
「put down」は「メモを取る」「書き留める」という意味でも使われます。特に、忘れないように情報を記録する場合に使われる表現です。
例文:
- I’ll put down your phone number so I don’t forget.
(忘れないように、あなたの電話番号を書き留めます。) - She put down all her thoughts in a notebook.
(彼女はすべての考えをノートに書き留めた。)
具体的なフレーズの使用法
では、「put one’s head down」の使い方について、いくつかの例で確認してみましょう。
<Example1>
I’ve been so overwhelmed with work lately, it feels like I’m drowning.
最近、しごとに圧倒されてて、まるで溺れてる気分やわ……
I get that. Sometimes all you can do is put your head down and push through. Things will calm down soon enough.
その気持ちわかる。時にはただひたすら頑張るしかないんよな。いずれ落ち着くって。
<Example2>
I’ve got so many assignments due this week. I don’t know how I’m going to manage.
今週締め切りの課題が多すぎて、どうやってこなせばいいのかわからへん。
Yeah, sounds stressful. Just put your head down and take it one step at a time. You’ll get through it.
それは大変やな。でもさ、焦らず一つずつ片付けていけば大丈夫やって。なんとかなるよ。
まとめ
「put one’s head down」は、何かに集中して全力で取り組むことを意味する重要なフレーズです。
英語学習では、フレーズの背後にある文化やニュアンスを知ることが、より深い理解につながります。 今回紹介した「put one’s head down」も、その一例です。
ぜひ、日常生活や仕事で活用してみてください!
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